【書評】無理なくやせる”脳科学ダイエット”
単純にタイトルに惹かれました。笑
無理なく痩せたいという人間の煩悩に訴えかけるいいタイトルだと思います。
もともと脳科学系の本は好きだし、減量したいし、ということで読んでみました。
感想としては、ダイエットを成功させるためのメンタリティに関する本だなという感じ。
短期間で痩せたい!とか痩せるためのメソッド的な話ではないので、その手のものをもとめている方は読まなくてもいいかなと思います。
一方で、ダイエット=食事は一生の問題だからロングスパンで見て、食事とどう付き合うかというところに関心がある方は是非読んでみてください!
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<作者について>
久賀谷 亮 (医師/医学博士)
アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。
そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。
2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。
同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、最先端の治療を取り入れた診療を展開中。
臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。
脳科学や薬物療法の研究分野では、2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。
趣味はトライアスロン。
<本書について>
主人公がダイエットシェアハウスに入居し、マインドフルネスダイエットのノウハウを学んでいくストーリー仕立ての作品。
ステップワイズにいろいろなノウハウをストーリーに落とし込んで、わかりやすく説明してくれる。
ストーリー仕立てなので、非常に読みやすく、イメージしやすいので頭に残った。
ノウハウ自体もかなり科学的なエビデンスがあると感じたし、ただのノウハウ本ではなく、脳の仕組みにのっとった食と脳の関係について理解して、根本的な変化を促す1冊です。
<本書をおススメする方々>
・食事との付き合い方を知りたい人たち
・無理な減量をしてきた人たち
・食事に対する脳の働きを知りたい人たち
・食生活を変えたい人たち
・拒食症の人たち
こんな人には読んでみていただきたい。
<本書で感銘を受けた点>
以下に、この作品を読んで感銘を受けた文章を列挙します。
やや専門的で完全には理解できなかったので、ここで解説はできませんが、興味がありましたら読んでいただければと思います。
・「お腹」ではなく「心と脳」を満たす
・食に問題を抱えている人の一番大きな共通点は「自分に満足していないこと」
・やせるには 「自分に優しくなる技術」が欠かせない
・食事は人生
<まとめ>
無理に我慢するだけでなく、脳の仕組みを基に食欲をコントロールする方法が知れた気がします。実際、9月から始めた減量は開始40日で約4.5kg減と非常にいい状態。減量のメソッドもそのうち書こうと思います!