脳筋な日々

個人的に今のマイブームが脳科学なのと、昔から考えるよりまずやってみる!というメンタリティで脳筋と言われることが多く、この度「脳筋の日々」というブログを開設してみました。 主に書評とロードバイク、マラソンをメインにブログを書いていくつもりです。 いろんな人に楽しんでいただけるような文章を書けるように頑張ります!

カーボローディングの調査まとめ

ラソン前なので、改めてカーボローディングについて、調査してみました!

ラソンに向けての準備のご参考になれば!


カーボローディングとは
カーボローディングは、 マラソンやその他の持久系スポーツにおいて、 レース前に体内のグリコーゲン(エネルギー源となる糖質) を最大限に蓄えるための食事戦略です。この方法は、 特に長時間の運動においてパフォーマンスを向上させるために重要 です。

目的と効果
エネルギーの蓄積: マラソン中、 体は主に筋肉に蓄えられたグリコーゲンをエネルギー源として使用 します。カーボローディングを行うことで、 筋肉内のグリコーゲンを通常の2倍以上に増やすことが可能です。
疲労の軽減: カーボローディングを適切に行うことで、レース中の「壁」 にぶつかるリスクを減少させ、 持久力を向上させることができます。研究によると、 カーボローディングを行うことで、パフォーマンスが2-3%向上 することが示されています。
カーボローディングの方法
準備期間
1週間前からの調整: マラソン大会の1週間前から、通常の食事を維持しつつ、 運動量を徐々に減らします。これにより、 体がグリコーゲンを効率的に蓄える準備を整えます。
高糖質食への切り替え
3日前から高糖質食: レースの3日前からは、糖質を多く含む食事に切り替えます。 具体的には、白米、パスタ、うどん、果物などを中心に摂取し、 脂肪分の多い食品は避けることが推奨されます。
レース前日の食事
消化の良い食事: レース前日は消化の良い食事を心がけ、 特に高糖質の食品を多く摂取します。例えば、 親子丼やうどんなどが適しています。
水分補給
水分の摂取: 糖質を多く摂取する際は、水分も同時に増やすことが重要です。 グリコーゲンは水分と結びついて蓄えられるため、 十分な水分補給が必要です。
カーボローディングと血糖コントロール
カーボローディングは、 持久系スポーツにおいてパフォーマンスを向上させるために、 レース前に体内のグリコーゲンを最大限に蓄える食事戦略です。 しかし、血糖コントロールに影響を与える可能性があるため、 特に注意が必要です。

血糖コントロールへの影響
低血糖のリスク: 食後高血糖を経験する人がカーボローディングを行うと、 血糖値が急激に上昇し、 その後インスリンが過剰に分泌されることがあります。 この過程で、運動中に低血糖を引き起こすリスクが高まります。
個人差: 血糖コントロールの反応は個人によって異なるため、 カーボローディングを行う前に自分の体の反応を理解し、 適切な戦略を立てることが重要です。特に、 糖尿病や血糖異常を抱える人は、 医師や栄養士と相談することが推奨されます。
カーボローディングに適した食材
主食: 白米、パスタ、うどん、パン
果物: バナナ、オレンジ、ドライフルーツ
野菜: じゃがいも、コーン、かぼちゃ
その他: シリアル、エネルギーバー、スポーツドリンク
食材選びのポイント
バランス: 糖質だけでなく、 適度にタンパク質や脂質も摂取することが重要です。
消化の良さ: レース前日は消化の良い食材を選び、 体調を整えることが大切です。
水分補給: 糖質を多く摂取する際は、水分も十分に摂取することが必要です。
カーボローディング中に避けるべき食品
高脂肪食品: 揚げ物や脂身の多い肉
高繊維食品: 食物繊維が多い食品(ごぼうや豆類)
甘味料や砂糖が多い食品: ケーキやクッキーなど
アルコール: 脱水を引き起こすため、控えることが推奨されます
消化に負担をかける食品: 生ものや脂肪分の多い食品
カーボローディングの成功指標
体重の増加: カーボローディングを行った結果、体重が1~2kg増加すること が理想とされています。
エネルギーレベルの向上: 運動中の持久力や疲労感の軽減を実感できる場合、 カーボローディングが成功している可能性が高いです。
パフォーマンスの向上: レースやトレーニングでのパフォーマンス向上も、 カーボローディングの成功を示す指標です。
消化の状態: 消化不良や体調不良を感じないことも、成功の指標となります。
科学的証明
カーボローディングの効果は多くの研究によって科学的に証明され ています。具体的には、筋肉内のグリコーゲンストレージの増加、 持久力の向上、疲労の遅延が確認されています。

結論
カーボローディングは、 マラソンやその他の持久系スポーツにおいて非常に効果的な戦略で す。適切な食材を選び、 消化の良さを考慮しながら実施することで、 パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。また、 血糖コントロールや個人差にも注意を払い、 自分に合った方法で行うことが重要です。